2020.03.06

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Jestを実行した時に、同時にESlintを走らせてみる

こんにちは。印刷のラクスルでフロントエンドを担当している菅野です。

今回はJestで単体テストを実行した際、同時にESlintも走らせるための設定をご紹介します。

TL; DR

  • jest-runner-eslintというパッケージを導入した
  • Jestでの単体テスト実行と同時に、テストファイルに対してlintをかけるようにした
    • autofixもするようにした

やりたかったこと

  • テスト実行(npm run test)と同時に、テストファイルにのみlintを実行したい
    • lintのために別scriptを実行は、あまりしたくない
    • Jestと連携させたい
  • ついでにautofixもさせたい(npm run lint --fix相当)

前提条件

  • Jestが導入されていること
  • ESlintが導入されていること(.eslintrcがプロジェクトに存在すること)

動作環境

今回、jest-communityで公開されているjest-runner-eslintというパッケージを使用しました。

  • jest: 24.8.0
  • jest-runner-eslint: 0.7.6

設定

基本的に、公式のREADMEに沿って設定していきます。

https://github.com/jest-community/jest-runner-eslint/blob/master/README.md

runnerを分割する

今回は、テスト自体の実行とlintの実行を別々に走らせるようにしました(公式でも推奨されているようです)。

https://github.com/jest-community/jest-runner-eslint/blob/master/README.md#alongside-other-runners

導入前のJest設定は以下のようになっていました。

導入したプロジェクトでは、Jest設定をpackage.json内に記述しています。

{
  "jest": {
    "modulePaths": [
      "<rootDir>/src/javascripts"
    ],
    "moduleFileExtensions": [
      "js",
      "ts",
      "d.ts",
      "json",
      "vue"
    ],
    "transform": {
      "^.+\\\\.js$": "<rootDir>/node_modules/babel-jest",
      "^.+\\\\.ts$": "<rootDir>/node_modules/ts-jest",
      ".*\\\\.(vue)$": "<rootDir>/node_modules/vue-jest"
    },
    "globals": {
      "ts-jest": {
        "tsConfig": "tsconfig.json"
      }
    },
    "moduleNameMapper": {
      "^@/(.*)$": "<rootDir>/src/javascripts/$1",
      "^@Test/(.*)$": "<rootDir>/test/$1"
    },
    "snapshotSerializers": [
      "<rootDir>/node_modules/jest-serializer-vue"
    ]
  }
}

 

導入後は以下のようになりました。

projects を複数設定することで、それぞれ別のrunnerとして実行することができます。

そして、それぞれのrunnerの設定ファイルを以下のように分割し、package.jsonで読み込むようにしました。

導入後のディレクトリ構成
導入後のディレクトリ構成
{
  "jest": {
    "projects": [
      "<rootDir>/jest-test.config.json",
      "<rootDir>/jest-eslint.config.json"
    ]
  },
  "jest-runner-eslint": {
    "cliOptions": {
      "fix": true,
      "ext": [
        ".js",
        ".ts"
      ]
    }
  }
}

runner毎の設定ファイルを作成する

jest-test.config.json

{
  "displayName": "test",
  "modulePaths": [
    "<rootDir>/src/javascripts"
  ],
  "moduleFileExtensions": [
    "js",
    "ts",
    "d.ts",
    "json",
    "vue"
  ],
  "transform": {
    "^.+\\.js$": "<rootDir>/node_modules/babel-jest",
    "^.+\\.ts$": "<rootDir>/node_modules/ts-jest",
    ".*\\.(vue)$": "<rootDir>/node_modules/vue-jest"
  },
  "globals": {
    "ts-jest": {
      "tsConfig": "tsconfig.json"
    }
  },
  "moduleNameMapper": {
    "^@/(.*)$": "<rootDir>/src/javascripts/$1",
    "^@Test/(.*)$": "<rootDir>/test/$1",
  },
  "snapshotSerializers": [
    "<rootDir>/node_modules/jest-serializer-vue"
  ],
  "setupFiles": [
    "<rootDir>/test/setup"
  ]
}

jest-eslint.config.json

{
  "displayName": "lint",
  "runner": "<rootDir>/node_modules/jest-runner-eslint",
  "testMatch": [
    "<rootDir>/test/**/*.js",
    "<rootDir>/test/**/*.ts"
  ]
}

重要なポイント

{
  "jest-runner-eslint": {
    "cliOptions": {
      "fix": true,
      "ext": [
        ".js",
        ".ts"
      ]
    }
  }
}
  • displayName
    • npm run testを実行した際、このオプションに設定した名称がコンソールに表示されます。どちらのrunnerか分かりやすくなるため設定しましょう。
    • 今回はシンプルにtest, lintとしました。

実際に動かしてみる

npm run test(Jest実行用のnpm script)を実行すると、テストとlintが同時に実行されます。

もちろん、Jestに--watchオプションを付与すれば、テスト対象ファイルやテストファイルをsaveしたときは、lintも自動で実行されます。

Jestの実行結果(ファイル名はぼかしてあります)

まとめ

今回は、Jestを実行した際に同時にESlintを実行する方法をご紹介しました。

導入自体は、既にJestとESlintの環境があればとても簡単でしたが、web上にあまり情報がなかったため、今回記事にしてみました。

読んでくださった皆さんの助けになれば幸いです。

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印刷のラクスルノベルティサービスでフロントエンドを担当しています。Vue.js+TypeScriptでの開発がメインです。最近はDX向上を推進しています。

2020.03.06 #Technology
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Jestを実行した時に、同時にESlintを走らせてみる

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