2018.02.20
ノンエンジニアでも無線綴じ冊子の背幅計算ツールはできるのか?!
みなさん、こんばんは。
ラクスルの甲木です。
ノンエンジニアの私がふとしたニーズから超基礎のhtml/javascriptを利用して「無線綴じ冊子の背幅計算ツール」を作った話をしたいと思います。
(この記事、公開していいのかすらわからないレベルの初歩のオンパレード ※初心者なのでクソコードなのは勘弁してください。)
今回作ったもの
題名のとおり、「無線綴じ冊子の背幅を計算するツール」です。
まず冊子には大まかに中綴じと、無線綴じがあります。
- 中綴じ冊子
本を開いた状態で、本文を何枚も重ね針金で綴じた冊子。 - 無線綴じ冊子
本の背の部分全体に糊 (のり)を塗布(とふ)して表紙に貼り付けた冊子。
※中綴じ冊子・無線綴じ冊子の詳細は冊子ページからご確認ください。
このうち無線綴じで問題となっていたのが、表紙と本文の紙の種類・厚さ(斤量)・ページ数で、冊子になった際の厚さが決まるので、注文時に「これ1冊あたりの厚さ何mmなんだ??」とお客様が困っていたという点です。
エンジニアに頼めば15分くらいで作ってくれるかもしれませんが、頼むのも忍びないので作ってみました。
実際に作ってみる
まず最初にhtmlから。紙の種類・厚さ(斤量)の選択肢に対して、valueでミリ数を定義します。
<form name="keisan"> <select name="hyoshi"> <option value="0">用紙を選択してください。</option> <option value="0.065">光沢紙(コート) 薄手73kg</option> <option value="0.077">光沢紙(コート) 標準90kg</option> <option value="0.100">光沢紙(コート) 厚手110kg</option> <option value="0.132">光沢紙(コート) 最厚手135kg</option> <option value="0.072">マット紙(マット) 薄手70kg</option> <option value="0.107">マット紙(マット) 標準90kg</option> <option value="0.130">マット紙(マット) 厚手110kg</option> <option value="0.170">マット紙(マット) 最厚手135kg</option> <option value="0.098">普通紙(上質) 薄手70kg</option> <option value="0.120">普通紙(上質) 標準90kg</option> <option value="0.148">普通紙(上質) 厚手110kg</option> <option value="0.178">普通紙(上質) 最厚手135kg</option> </select> <select name="honbun"> <option value="0">用紙を選択してください。</option> <option value="0.065">光沢紙(コート) 薄手73kg</option> <option value="0.077">光沢紙(コート) 標準90kg</option> <option value="0.100">光沢紙(コート) 厚手110kg</option> <option value="0.132">光沢紙(コート) 最厚手135kg</option> <option value="0.072">マット紙(マット) 薄手70kg</option> <option value="0.107">マット紙(マット) 標準90kg</option> <option value="0.130">マット紙(マット) 厚手110kg</option> <option value="0.170">マット紙(マット) 最厚手135kg</option> <option value="0.098">普通紙(上質) 薄手70kg</option> <option value="0.120">普通紙(上質) 標準90kg</option> <option value="0.148">普通紙(上質) 厚手110kg</option> <option value="0.178">普通紙(上質) 最厚手135kg</option> </select> <p><input type="text" name="page" value="0"></p> <input type="button" value="計算" onclick="keisan()"> <output size="8" type="text" name="result"> </form>
次にこれだけだと、ただただ表示をしているだけなので、動的な処理をいれてみます。
無線綴じ冊子の背幅の計算式は下記となるので、この計算式に従ってjavascriptを記述します。
(表紙の厚さ(斤量) × 2) + (((本文の厚さ(斤量) × (ページ数-4)) ÷ 2 ) = 背幅の厚さ
※本文もvalueで定義している紙の厚さ(斤量)は1枚あたりです。入力してもらうページ数は2ページ = 紙1枚分なので最後に本文を2で割って紙の厚さにしています。
※本文を除いた背幅を計算するため4ページ(紙2枚分)差し引くようにします。
<script type="text/javascript"> <!-- function keisan(){ var paper1 = eval(document.keisan.hyoshi.value) * 2; var paper2 = ((eval(document.keisan.honbun.value)) * ((eval(document.keisan.page.value)-4))); var calculated = Math.round(paper1 + (paper2 / 2)); document.keisan.result.value = calculated; } --> </script>
先程のhtmlにjavascriptを記述すると以下のようになります。
表紙・本文・ページ数を選択・指定すると何mmなのか計算することができました。
これで完成です。皆さんも冊子の背幅計算が必要になった場合は参考にしていただけると幸いです。
最後に
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