京都オフィス立ち上げ秘話

4月ですね。

これをお読みの皆様の会社でも、新入社員が入ってこられたでしょうか。
ラクスルも無事2名の新卒を受け入れることが出来ました。
1名はエンジニアですので、ここに登場してくれる日も近いことでしょう。

前置きが長くなりましたが、早いもので入社してそろそろ1年になるエンジニアの渡邉です。
春ということで、今回はラクスルが新しく拠点として立ち上げた、京都オフィスについて
お話したいと思います。

まずはこちらを御覧ください。

京都事務所開設のお知らせ

立ち上げの背景

ありがたいことに認知度とともに注文数も増えてきたため、特にコール対応とDTP作業(※)の負担が
増えてきています。
それに伴い、現在の目黒オフィスではキャパシティも人員も不足していく!ということで
新しい拠点の立ち上げが検討されました。

社長自ら候補地をめぐり、様々な角度からの検討の末、京都にある非常に素晴らしい物件を
新オフィスとすることが決まりました。

(※) DTP: Desktop Publishing
広義では編集作業。
ラクスルではお客様からの入稿データのチェックや微調整、印刷できる状態に整えるお手伝いを
させて頂くことを指します。

驚きのスケジュール

僕の耳に入ったのは昨年12月の頭。
経営陣からは「2月頭に立ち上げてほしい」との指示が。

オフィス立ち上げを経験された方なら驚きが伝わるかと思います。

通常1から新しいオフィスを立ち上げる場合、物件等々が揃っていたとしても社内NWの構築には
調達・インターネット回線敷設から含めるとどんなに頑張っても2-3ヶ月はかかります。

対案無しに「できない」とは言わないよう教育を受けてきた私も、さすがに
「できるとは言えない」と答えました。
とはいえ最速を期すため、即座に各種機器、回線業者様へ連絡し、調整をお願い。
(関係各位、本当にありがとうございました)

年末年始を挟むこともあり非常に調整は難航しましたが、なんとか2月1週目に回線開通目処が立つことになりました。

大変だったこと

事前調整、調査

  • そもそもオフィスNWってどうやって作るんだろうからスタート
  • 802.1x認証化を見据えての機器選定

NW設計、機器設定

  • 私を含め誰も拠点構築レベルのNW構築経験はなし
  • とはいえNWレイヤーの基本知識があれば、手探りでもなんとかなるものです

dhcp domain search listの書き方が難しい

  • binaryで設定値を入れないといけない
  • RFC3397 をめっちゃ読み込みました

運搬

  • PCを含めると50箱近いダンボールの山
  • ハコベルを使いました!
    • 当日朝にみんなで積み込み、夕方には現地へ
    • 荷降ろしには新オフィスビルの皆様、ハコベルドライバー様にもお手伝い頂きました!
      感謝!

ActiveDirectoryサーバがラックに収まらない

  • 居抜きで頂いたラックが旧式なもので、NW機器ぐらいしか入らなかった
  • 事前調査漏れ・・・

awsを含めた多拠点間VPN接続

  • BGPとstatic routeで乗り切りました
  • aws vpn connectionから出力される手順通りにやればよい!すごい!

設置したPCのAD認証が通らない

  • ActiveDirectoryというかDCの仕様を理解していなかった
  • masterに接続できるように突貫でNW設定を変えて解決

冬の京都はとても寒い

ほんと寒かったです。舐めてはいけない。

そして無事開業!

その後もいきなり計画全館停電を知らされたり、冗長化のための2本目の回線敷設、ラック換装などもありましたが、現時点で無事京都オフィスは稼働しております。

本当はオフィスの写真を載せたいところなのですが、一部レイアウト周りなどの工事が残っているため、全容は別の機会ということで、エントランスの写真だけ。

こうして起案から立ち上げまで、圧倒的なスピード感でビジネスを拡大させていける環境に
興味の湧いた方は一度遊びに来てください!