2014.11.05
テック系ベンチャーのノンエンジニアに抑えて欲しい7つのポイント
エンジニアの生産性をどうやって高めるかの議論は
はてブからTwitter まで議論が尽きませんが、
ノンエンジニアの立ち振る舞いで相当は変わってきます。
幸い当社では、社内のコミュニケーションを重視した結果、
ここ1年で倍以上に生産性があがったので、その7つの秘訣をまとめてみました。
[1]自社で使っているプログラミング言語/フレームワーク/データベースを名前だけでも把握している
自社で使っているデータベース、プログラミング言語およびその上のフレームワークを知っていますか?
立ち上げ期→成長期のベンチャーにおいて、社員紹介は最重要の採用ルートです。
特に前職もテック系企業の場合、前職で縁のあった方が採用候補になる事が多々あります。
ふと前職の人と飲んだ時にノンエンジニアの方から
「そのスキルうちで生きるかもしれないんだけど、よければ話だけでも聞きにこない?」と
アプローチ出来るかが会社の採用の明暗をわけます。
※これは、実際にラクスルのディレクターが前職の同僚のエンジニアに声を掛けた事例で、
この後、会社訪問から入社がすぐに決まり、数カ月経った現在ではフロントエンドエンジニアとして、大活躍しています。
[2] 基本的なSQL が書ける
ベンチャーにおいて、エンジニアのリソースは最大限事業成長に活用すべきです。
もちろん、マーケティング・財務計画・カスタマーサポート・生産計画等々に
データベースから数字を出す必要があるのはエンジニアも理解していますし、
エンジニアもその為にSQLを書きますが、簡単なSQLだけでも、書いてもらえるとありがたいです。
ノンエンジニアがSQLを書けるようになるべき理由は3つあります。
- いちいち人に依頼せずとも、自分の手元で分析が出来るので、分析の速度があがります。
- 基本的なSQLの学習コストはたかが知れています。
(エンジニアだって大概必要に迫られてググりながら覚えていますし。。。
エクセルのVlookup, SUMIF, COUNTIF が理解出来れば大概のことは出来ますし、、、、) - エンジニアの生産性を阻害しないので、エンジニアの生産性もあがります。
※ 基本的な書き方は以前 Slideshare も含めてこちらで記事にしています。
[3] 依頼事項の工数を理解すること
工数を思い込んで読み間違えると悲劇が発生します。
例えば
「これは工数が掛かるだろうからお願いしないでおこう」→「実は1時間でした」とか
逆に
「これくらいはすぐに終わるだろうから今週中でお願いしよう」→「他の開発全て止めてしまいます」とか
どちらのパターンも事業の進捗を大幅にロスさせてしまいます。
エンジニアと定例ミーティング等で適宜確認した上で、実施事項を決めると事業進捗の早さが段違いです。
[4] ちゃんとしたバグレポート
バグレポートはシステム改善の進捗になる一方で、やり方を誤ると妨害にもなります。
「何か画面が一部バグってるっぽいんだよねー」
だとエンジニアは調査だけの時間が掛かるか、場合によってはお手上げで何も出来ないですが、
「IE11で xxした後、○○すると△△になるようだよ?」
だと、問題の解決に繋がる可能性が高くとてもとてもとてもありがたいです。
[5] ググって解決できることはググって解決すること
特に、エクセル・パワーポイント、WIndowsあたりの使い方はエンジニアよりもグーグル先生の方がはるかに詳しいです。
[6] 集中している時に話しかけないこと
刺されかねません。
エンジニアの集中の波を止めると、再び集中するまでにそのロスは最低でも15分、
場合によっては、永遠にその集中の波は来ないのではないかということもあります。
[7] エンジニアという生き物を理解すること
エンジニア界隈で以前「プログラマが仕事してない!」という記事がバズりましたが、
- 姿勢が極端に悪かったり、
- 画面に向かってひとりごと言ってたり、
- エンジニア同士で(技術のことについて)雑談してたり、
- 瞑想してたり、
- 早々に上がって勉強会に行ってたり、
- 逆に深夜になってやたら活動的になったり、
- あるいは朝来たら、徹夜明け丸出しで居たり、
普通の人と少し違う生態な点を理解いただけると、エンジニアは活き活きと働きます。
これらを理解している会社は、
エンジニアの生産性が高く、結果として高い成長性も期待できるのではないでしょうか?
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