Object Storageとは
オブジェクトストレージ(Object Storage)とはIDC Frontierが提供するIaaS(Infrastructure as a Service)型のオンラインストレージサービスです。ラクスルではIDCFでサーバーを使っているため4月に提供開始されたObject Storageを使ってみることにしました。
そもそもObject StorageはAmazon S3 API互換相当でREST APIに対応しています。
ま、ざっくり言うとAWSのS3です!
国内にはこのようなS3的なサービスが色々あります。
会社名 | サービス名 | URL |
---|---|---|
Amazon Web Services, Inc. | Amazon S3 | http://aws.amazon.com/jp/s3/ |
IDC Frontier Inc. | オブジェクトストレージ | http://www.idcf.jp/cloud/storage/ |
NTT Communications | Object Storage | http://www.ntt.com/cloudn/data/storage.html |
SAKURA Internet Inc. | BASE Storageβ | http://storage.sakura.ad.jp/ |
NIFTY Corporation | ニフティクラウドストレージ | http://cloud.nifty.com/storage/ |
IIJ Inc. | IIJ GIOストレージサービス FV/S | http://www.iij.ad.jp/biz/storage/fvs.html |
なぜObject Storageなのか
ラクスルでは印刷データをお客様とやり取りしますが、その印刷データが重たいんです。
AiやPhotoshopやPDFで入稿されるデータや、印刷用・お客様確認用に変換したデータなど様々な印刷に関わるデータがあり、データ容量も多くなります。
また、会社の封筒や名刺など、一度印刷した物を再印刷することも多く、その際はデータアップロードや確認の手間を省くために過去に印刷したデータを用いることのできる「ワンクリック増刷」という機能があります。
そこで価格面と堅牢性の両方の面からObject Strageを利用することにしました。
Object Storageの利用方法
利用方法は至ってシンプルでIDCFに契約してる場合はコンパネから右上のオブジェクトストレージリンクをクリックするだけです。
IDCFに登録してない場合は登録する必要があります。
50GBは利用無料なのでテストするのにお金がかかりません!
価格比較
気になるお値段ですが、価格をざっくり比較してみました
会社名 | サービス名 | 価格 |
---|---|---|
Amazon Web Services, Inc. | Amazon S3 | 3.33円/GB※1 |
IDC Frontier Inc. | オブジェクトストレージ | 7.8円/GB |
NTT Communications | Object Storage | 8.6円/GB |
SAKURA Internet Inc. | BASE Storageβ | β版の為無料※2 |
NIFTY Corporation | ニフティクラウドストレージ | 11円 |
IIJ Inc. | IIJ GIOストレージサービス FV/S | 28円/GB※3 |
※: 別途転送料かかります
※1: $1 = 101円の時
※2: 8末までβ版の為保証対象外
※3: 初期費用2万円 + 100GB毎契約 + 容量変更5,000円
いやーAWSは非常に安いですよね、、、
AWS S3の価格推移
日付 | 旧価格 | 新価格 | |
---|---|---|---|
2012/02 | $0.15 | $0.13 | |
2012/11 | $0.13 | $0.10 | |
2014/03 | $0.10 | $0.033 |
今年3月に価格改訂してしれっと67%引きとかにしちゃってて驚愕してました。